コンドロイチンとは

そもそもコンドロイチンとは - 大きな存在

ムコ多糖 専門用語アイコン であるコンドロイチンは、生体内ではタンパク質に共有結合した状態で存在しています。例として関節軟骨に含まれるコンドロイチンの姿を図3に示します。

図3〈 関節軟骨に含まれるコンドロイチンの姿 〉

図3〈 関節軟骨に含まれるコンドロイチンの姿 〉

ヒアルロン酸 専門用語アイコン の芯に結合しているコアタンパクは、「毛」のように見えるものがたくさん結合していて、まるで何かのブラシのような不思議な姿をしています。この「毛」のようなものは、オリゴ糖、ケラタン硫酸、コンドロイチンです。この中で、どの「毛」がコンドロイチンかというと、コアタンパクの末端に近い部分に結合している長い「毛」がそうです。このようにして、1本のコアタンパクには約100本のコンドロイチンが結合しています。

さらにヒアルロン酸の芯には、このようなコンドロイチンを含むコアタンパクのブラシが約100本結合しているため、その分子量は5千万以上、長さは4万オングストローム(0.004mm)にも達します。私たちの体の中で、このような長大分子は他にはDNAくらいしか見当たらず、コンドロイチンは生理的観点からだけでなく物理的観点からも「大きな存在」ということができます。