日本は世界一の健康長寿社会を実現しました。今後は健康長寿先進国として、健康長寿の負の側面ともいえる生活機能病 や生活不活発病 に対する取り組みを進めていく義務と責任があります。そしてその取り組みを進める上で、重要な役割を担う素材成分としてコンドロイチンが注目されています。
コンドロイチンは、私たちが生きていく上でなくてはならない必須の成分です。また、加齢によってコンドロイチンを合成する酵素のはたらきが弱まり、生体内における合成量が年々低下するため、30歳以降においては積極的にコンドロイチンを摂取する必要があるといわれています。さらに、老化と関係の深い、水分保持や、痛みに対する優れたはたらきを持つことから高齢者にとって特に重要な成分であるということができます。
コンドロイチンは、鶏の皮、牛・豚・鶏の軟骨、ナマコ、ウナギ、ハモ、ドジョウ、フカヒレ、スッポン、鯛やマグロの目玉などのヌルヌル、コリコリした食品に多く含まれます。しかし高齢者の場合、これらの食品を多く摂ることは逆にカロリーオーバーで肥満、生活習慣病 のリスクを高めてしまうことも考えられます。したがって、高齢者の場合は、食品から適度に摂るとともに、必要に応じてコンドロイチンを含むサプリメントなどを利用することが望まれます。
高齢になっても生き生きと生活できる、そんな時代こそ、高齢社会 を迎えた私たちの社会が目指すべき方向ではないでしょうか。そして、その実現にコンドロイチンが大きな役割を果たす、そんな時代が到来するのもそれほど遠い未来のことではないでしょう。コンドロイチンに対する期待は今後もますます大きくなるものと思われます。
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